種苗の求め方[2]──カタログ入手法・通信販売

昔は花や野菜の種苗をカタログによって通信販売する商社は非常にたくさんあったが、最近は印刷と送料の高騰で、特殊のものを扱う所以外は大手の数社のみになり、しかも去年売っていたものはもう扱っておらず、新しいものを追う傾向になり、古い良いものの入手は困難になってしまった。まあ一応の種類や品種が入手できる会社を3社あげておく。その他の商社は種々の園芸雑誌等に広告がのっているからそれを調べていただきたい。
坂田種苗株式株社通販部=横浜市中央郵便局私書箱11号/〒220―91/野菜は別
タキイ種苗株式会社直売部=京都市下京区梅小路/〒600―91/野菜は別
▽春光園通販部=東京都板橋区小茂振4―6―1/〒173/花のみ
営利用の種苗の販売をしている全国的に信用ある優良種苗社は取り扱いの単位が大きく、素人の趣味のためには量が多すぎるので何人か共同で注文するにはこの方がよい。
地方の園芸種苗商は悪いものを一度売れば地元のお客がなくなるので信用ある商社から卸してもらうため良いものが入手できる。しかし取り扱い種類品種が少なくなるのは当然。
カタログは無償のものは少なくなったが、送料負担で大概送ってくれる。その中の注文書、振替用紙に記入して送金・注文すると発送期の制限のあるもの以外は10〜20日後くらいには送ってくれる。苗物は着荷したらすぐに植えこめるようにそれぞれ準備しておくこと。
   (辰野朝日新聞・昭和57年2月6日掲載)

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