苗や球根の植えつけ[1]──キャベツ、ネギは早めに
ナガイモは早く植える。親イモは首だけでもよい。食べられる所は太い所7センチ細いのは10センチに切り、切口は陰干し1週間、深く施肥する事は不要で、表土10センチ幅1メートル以上に施肥し夏迄にマルチする。秋肥はその時期に指示する。キャベツやネギは早く植える。サトイモはまだ地温不足。トマト・ナス等の活着する地温は5月中旬以降でまだ早い。早く売っている苗が良いとは限らない。マルチしてトンネルをかける場合でも10日以降。 花の球根ではダリアとグラジオラスを植えはじめる。グラジオラスは余分の球根は冷蔵庫に入れておき、1〜2カ月後に植えるとおそく咲いてよい。ダリアは首の所を折ると発芽しなくなる。首の近くに予め支柱を立てておくか、仮支柱をたてておくと発芽後に支柱たてで球を傷つけないで済む。大株は古い茎の基部をつけて1球ずつに切り分けて植えつける。カンナはまだ地温不足で、どうしても植えたい時は深さ10センチ以上に。 (辰野朝日新聞・昭和57年4月24日掲載)