苗や球根の植えつけ[2]──ササゲは5月中旬以降

急に暑くなってきたが、まだ低温の時が来るから、高温を必要とするものは播いたり植えたりを急がないこと。
オクラはまだ播かない。5月中旬以降、そろそろインゲン(当地でササゲという)は播いてよい。トウモロコシやエダマメの早く収穫したいものはポットに播きはじめる。ハツカダイコンやニンジンもまくが、できるだけうすくまく。種子の間隔は2センチ以上で條播がよい。キウリの直播期に入る。
アサガオは特に大輪系は来月中旬以降にまくが、他の花の種子はどれをまいてもよい。サルビアは播いた後発芽まで乾かしてはいけない。鉢播にした方が安全。乾燥花にする帝王カイザイク・アクロクリニューム・スターチス・センニチコウもまく。後の3種は毛があるので少量の土に水を加え、ちょっともんでから播くと発芽がよい。マツバボタン(ポーチユラカ)はおそくまく程大きな株となり、開花も長い。エゾギクは数回にわけてまく。
   (辰野朝日新聞・昭和57年5月1日掲載)

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