ナスの半身萎凋病とネマトーダ──早めに土と一緒に焼却 |
ナスがせっかく元気に育っていると思ううちに下葉や一部の枝が黄変して枯れてくる。近年流行の厄介な半身萎凋病で、萎凋病や青枯れ病と同様に厄介な土壌伝染病で、一度発生すると数年間は絶えない。トウモロコシやネギはこの病気にかからぬが、他の作物はほとんど感染する。掘り取ってその土と共に焼却する。ナスについては免疫台木に接ぎ木することが一部のナス生産地でははじまっている。根の過湿の時に発生しやすい。休耕田でも下から水がまわってくると苗に病菌がついていると急速に発病する。無毒苗の供給も大変に苦労の時代である。早めに除去しないと菌の密度が高くなり、野菜作りができなくなるから要注意。 |