マリーゴールド[1]──日さえ当たればどこでも |
春植えて秋の霜まで花壇をかざる草花マリーゴールドは日さえあたれば相当なやせ地でも育つ丈夫な草花である。外国人は大好きなにおいだが傷つけると日本人には悪臭と感じるのが欠点である。大別して万寿菊アフリカンマリーゴールドという高性大輪種と、千寿菊フレンチマリーゴールドという草丈が低く枝分かれが多く花壇等に普通に見られる中小輪種に分けることができる。このほかに更に小輪のリネアーリスという種類があるが、普通には見られない。近年は1メートルくらいまでのびる万寿菊の方も草丈の低い系統が作られて大輪高性種といっても、草丈が50センチ以下で咲く品種がいろいろとできてきたが、花の大きさは10センチ以下であり、千寿菊より葉片も広い。 |