大木を大切に[11]──大枝切りは晩秋以降 |
自然の大木を作るには若木の時代は数本以上植えて大きくなるにつれ素性の良い木を残せばよいが、庭木となると自由に枝をのばしたのではいくら広い面積があっても狭くなってしまう。狭い庭の木を幹や枝を太く育てたい場合は、若い木の時代から将来の幹の形や枝くばりを考えて強い枝を長くのばさぬように2年に1回位は切りかえすこと。太い部分に枝がなくなっていわゆるはげになってしまうから、太い所の小枝は枝葉をつけて短く保存する事が大切である。無理にひねくり、また大枝を落とした痕のある模様木でもこの太い所の小枝に少しでも日をあて風通しを良くしてやる心掛けが大切である。 |