冷夏長雨対策──高あぜが必要 |
大変に不順の天候が続く。今後の雨の模様の予測はつかないが、相変わらず乾燥が続くとは思われない。しかし、雨を待っていたのでは、草花も作物もすでに水を欲しがっている。播(ま)いた種子が発芽しても幼根は水不足で枯れかかっている。土の中の水分が徹底的に不足しているので、少しばかり灌(かん)水しても表面がちょっと湿るばかりで、毎日少量の水をやっていたのでは効果がない。鉢植えの植物も芯の方の土まで乾ききっているので、水の中に1〜2時間つけて完全に鉢土を湿してやる。露地物はドバッと多量の灌水をする。まあ、こうした天候では多量の灌水をしたり、畑の条間に水を流したりすると、これが呼び水となるかどうかは知らないがその後で大雨が続くこともある。 |